先手の挨拶!
2016年11月17日更新
本日は、ある社長にいいお話しを聞かせていただきましたのでご紹介させて頂きます。
先手の挨拶で有名校に!
ある高校の吹奏楽部が急成長したお話です。
この高校では創部3年目という、新しい吹奏楽部あります。
顧問の先生は熱心な方で、積極的に指導しているのですがなかなか上達しないことで悩んでいたそうです。 そこで上達の秘訣を教えてもらう為に、吹奏楽で有名な高校の練習を見学させていただくことにしたそうです。
練習場に入ると、まず気づいた事は生徒の挨拶でした。真っ先に近づいてきて大きな声で挨拶をしてくれたそうです。また、部室もきれいに整理整頓されており、掃除もいき届いていたそうです。しかし、肝心の練習内容はあまり自分の教え方と大差は無かったそうです。
そこで、顧問の先生に上達の秘訣を聞くと、先手の行動を取る習慣を身につける事で成果が出てきたと教えて頂いたそうです。結局、楽器を使いこなす前に基本となる良い生活習慣が必要だということに気づいたそうです。そこでこの先生はこの事を自分の高校に持ち帰り、実践したところ吹奏楽部は一気に上達したというお話です。
先手の挨拶は人間をつくる!
もう一つ、別の小学校の話です。
この小学校では、学級崩壊が発生するくらい荒れていたそうです。
そこで、先生たちは何とかしようと厳しく指導をしておりましたが、なかなか改善することができなかったそうです。
ある日、PTAの方々が心配して先生たちと話し合いをする事になったそうです。
会議中に児童たちが用事で先生を訪ね、部屋を出入りする時、PTAのひとりがあることに気づいたそうです。 先生たちは自分から挨拶をしていないという事です。
子供から「おはようございます」といわれるともちろん「おはよう」と挨拶します。しかし、挨拶しない子供たちには「挨拶しなさい」と指導するだけで自分達は挨拶していない事に気づいたそうです。
この気づきを期に、まず人に指導する前に自分から「おはよう」と声かけをするように徹底したところ、子供たちの生活態度は変わっていたそうです。
先手を習慣化すると!
私も会食でよくホテルを利用します。
ある会食の時にテーブル担当の方に「ビールを1本ください」と頼んだ事があります。
すると、いつまで待っても持って来てくれません。そこで再度お願いすると、しばらくしてがらやっと持ってきてくれました。
そこで、2回目は違う人に同じ注文をした。すると、すぐに運んでくれて、さらにはテーブルを見わたし、グラスが空いていると「何かお持ちいたしましょうか?」と声をかける余裕さえあるのです。たぶん、この二人はホテルから同じ指示をされていると思います。また、年齢的にも同じくらいです。では、何が違うのでしょうか。
これこそが、本日教えて頂いた学校で先手で行動する習慣を身につけた人と、人に言われてから行動する人との差だと改めて気づきました。
先手の行動は、どうしても気づきが必要です。人によって気が利かない方もいるのではないでしょうか。しかし、先手の挨拶だけはやる気になれば誰でも出来る事ではないでしょうか。先手の挨拶から先手の行動ができ、お客様に先手の提案が出来る会社にしてまいります。