リーダーシップ!
2016年11月24日更新
昨日、経営者セミナーでリーダーシップについてお話を聞かせていただきましたので後生かさせていただきます。講師は石川県で米屋さんを営んでおられる中橋社長です。
衰退業からチャンスを
中橋社長は若い頃、東京で働いておりました。
ある日、長男ということで父親の米屋を継ぐため、帰郷したところ当時は規制が厳しく自分があれこれと挑戦したくても挑戦できない環境だったといいます。
当時3000万くらいの売上ひき継ぎ、米屋の仕事がほとんど配達ばかりという事に気づき宅配の仕事も引受けその結果運送会社をつくったそうです。また米を保管する倉庫など、不動産も関係があるということで不動産会社も設立されました。
米が規制でどうしようもないのなら、関係業種で成長されていったそうです。
そうしているうちに2004年に米の自由化が進み、これはチャンスと米に力を入れるようになったそうです。現在は48億を超える商いをなさっておられます。
当時、自由化で危機感を持っていた同業者もいたとは思いますが中橋社長は絶好のチャンスと考え、新たなビジネスモデルを構築されていったのではないでしょうか。
リーダーのするべきこと
よく、リーダーとマネージャーを混合に考える方がいます。
しかし、まったく違うものだそうです。
マネージャーとは分析や計画を立てて運営をする担当の方
リーダーとは常に正しい判断を続ける必要がある方
優秀な方はマネージャー(マネージメント)では力を発揮しますがリーダーに成るためには、それ以上に信念を強く持って行動する必要があると教えていただきました。
昔は、経営は「人・かね・もの」と言われていましたが、現在では「かね・もの」は工夫次第でどうにでもなります。しかし人だけは代わりが無く、最も重要だといわれてきました。
世の中のほとんどがダメだと考える事でも、肯定的に捉え信念を持って進む経営者でないとこれからは会社を成長できない。また、強いリーダーをいかにして多く育てるかが重要だということも教えていただきました。
当社でも、お客様に喜んでいただくサービスを積極的に実行する為には、指導力(しどうりょく)がある人ではなく、始動力(しどうりょく)が強いリーダーを育てる必要があるとあらためて気づきました。