良い結果は準備次第!
2017年2月7日更新
前向きな気持ち
先日、千葉県で漬物会社を経営されている荒井社長のお話をお聞きし、素晴らしかったので、ご紹介させて頂きます。
この会社では、鉄砲漬けという漬物を製造販売しております。漬物という仕事は、一年で、ある時期だけ人手が多く必要で、毎年短期のパート社員を募集をします。殆どが近くにお住いの主婦の方だそうです。
ある日、取引先から「漬物に髪の毛が入っている」とクレームがあったそうです。
そこで、早々に荒井社長は謝りに伺ったとき、取引先の担当者から以下の事を言われたそうです。
御社は、最新の設備が整っており、衛生管理が行き届いているのに、どうしてこんな事が起きるとあなたは考えますか。家庭では、夕食に髪の毛が入っているようなことは無いのではないでしょうか。同じ主婦が作っているのにです。また、家庭に御社のような整った設備はありませんよね。答えは、働いている方に前向きな気持ちが欠けているからではないでしょうか。家族に美味しい料理を食べてほしいという気持ちがあるからこそ、このような結果の差が出るのではないでしょうか。
物の準備はするが、心の準備が足りない
それから荒井社長は、心の準備がいかに重要かを知ったそうです。物の準備とは、設備や道具などを整備する事ですが、心の準備とは、前向きな気持ちで働くという事です。言い換えれば、やる気を出して働いてもらうという事です。
そこで社長は、教材の公文式をヒントに、すべての作業を細かく分解し、作業ごとに箇条で書き出し、難易度の順に並べ替え、その人に会った難易度の作業に配置換えしたそうです。そして、段階を踏んで難しい作業を経験することで、働く人のやる気スイッチを入れる事に成功したそうです。
心の準備、今回のお話はすごく勉強になりました。仕事も勉強も、やる気があるからこそ成果が上がる。当社も前向きな気持ちでお客様にご対応出来るよう、心の準備を重視してまいります。