商店街再生プロジェクト!
2017年2月13日更新
商店街再生の請負人、木藤亮太氏
先日、商店街再生の達人、木藤亮太氏の講演に参加させていただきました。
木藤亮太氏とは、宮崎県日南市にある油津商店街の再生を引受け、活性化に成功した実績をお持ちの方で、商店街の為に設立した、株式会社 油津応援団の取締役でもあります。
全国300名以上の公募
現在、地方には大型ショッピングモールが次々と進出し、多くの商店街では、シャッターが閉ざされ、閑散とした状況ではないでしょうか。3年前、油津商店街でも同じような状況だったそうです。そこで日南市は、油津商店街再生に、月90万円経費込み、4年契約の条件で、商店街の再生請負人を全国から公募しました。その結果300名以上の公募が集まり、その中から木藤氏が選ばれ、商店街再生の責任を負かされる事になります。現在では、商店街再生を成功させた方として、多くのマスコミより取材を受ける事となっております。
詳しくは株式会社 油津応援団のHPをご覧ください。
市民が応援団
今回は特に私の心に残ったお話をご紹介いたします。
木藤氏が就任した時、まず行った事は、既存店の意識改革だったそうです。どの店も昔のように賑わって欲しいが、内心では無理だと考えていました。そこで、集客するのを目的ではなく、ネガティブな意識を変える為、イベントを開催し、まだ商店街再生はできるという、空気感つくりに力を入れたそうです。また、昔から地元の方に愛されていた、閉店した喫茶店を、自分たちで出資金を集め、いまどきのカフェに改装してオープンさせた結果、少しずつ若者が集まりはじめ、いい空気感が生まれてきたそうです。現在でもカフェを運営する、株式会社油津応援団には、市民や地元企業から多くの出資金が集まり、文字通り市民の手で商店街の活性化に成功されております。
これからの企業
私は、今回のお話を聞くまで、地方の商店街は時代の流れの中、衰退するのは仕方がないと考えておりました。しかし、木藤氏が行った油津商店街再生のように、変化に応用し、市民が応援したくなる商店街をつくる事で、まだまだ活性化することが出来ることを教わりました。
企業でも同じことが言えると考えます。地元に愛される企業になるためには、積極的に地元で生まれ育った人を採用し、地元の方に応援していただき、愛される企業になる必要があると確信いたしました。現在、当社では全国各地に支店を設け協力工事店にお付合い頂いております。さらに地元の方に応援していただける企業を目指し、努力して参ります。