舞鶴引揚記念館!
2017年4月17日更新
先日、舞鶴市にあります引揚記念館に訪問してまいりました。
今回、舞鶴引揚記念館に行く事になったのは、以前友人に紹介して頂き鑑賞した、音楽劇「君よ生きて」を観た事がきっかけです。
舞鶴引揚記念館
舞鶴引揚記念館とは、昭和20年(第二次世界大戦が終結し、旧満州や朝鮮半島をはじめ南太平洋など多くの国や地域に約660万人もの日本人が残されました。これらの方々を速やかに日本へ帰国させなければならなくなり、“引き揚げ”が開始されました。呉をはじめ順次18港の引揚港が全国につぎつぎと設置され、舞鶴もその役割を担うこととなり、主に旧満州や朝鮮半島、シベリアからの引揚者・復員兵を迎え入れる港となりました。その記念館といて造られたのが舞鶴市引揚記念館です。昨年、ユネスコ世界記憶遺産に登録されたそうです。
音楽劇「君よ生きて」
きっかけになった音楽劇「君よ生きて」は敗戦後、旧満州でいた日本人が武装解除しているにもかかわらず、旧ソ連軍に強制連行され、劣悪な環境のもと長期にわたり強制労働させられたことを舞台にした音楽劇です。
この音楽劇を観て、シベリアで何があったのか、いつ帰国する事が出来るかわからない状況の中、どんな思いで強制労働に耐え、生き抜いてきたのかをもっと詳しく知りたくなり、今回の訪問となりました。
ここには、シベリアで行われていることを命がけで日本に伝えようと記録された、白樺日誌などが展示されております。
今回訪問させて頂き、厳しい強制労働の中、最後まで希望を捨てずに生き抜く事が出来たのは家族の存在があったからこそだと知る事が出来ました。また、我々はご先祖様のお陰でいまを生きていることを改めて気づかせて頂きました。
これからはご先祖様に感謝してまいります。ありがとうございます。