家訓をつくる!
2017年10月14日更新
家訓をつくる!
先日、税理士法人ネクサスの代表社員、角田祥子先生のお話を聞かせて頂き、すごく感銘を受けましたのでご紹介させて頂きます。
角田先生は、京セラ創業者、稲盛和夫氏が開かれている、盛和塾でも、世話人として、また講師としてご活躍されている方です。職業は税理士で、経営コンサルティングなども行っておられます。そんな角田先生のお話の中で、特に興味深かったお話をご紹介させていただきます。
事業継承
中小企業なら、どの会社でも、いずれ訪れるのが事業継承問題であります。
準備無しに、親から子へ自社株式を譲渡すると多額の相続税や贈与税が発生する場合があります。また、土地や建物なら売却すれば済みますが、会社の株はそんな簡単にはいきません。そこで、指導されるのが税理士であります。しかし、相続税や贈与税対策がうまくいっても事業継承では、もっと大きな問題があるというお話です。
その一番の問題が、兄弟喧嘩であります。
素晴らしい会社であればあるほど、兄弟の争いが起こり、争いを避けるため分社化する企業も多いようですが、それでは今の社会で生き残れないとおっしゃります。
そこで角田先生は、昔の日本の大家族のような経営を推奨しております。
親子、兄弟、その妻子まで、定期的に集まる機会を設け、全員が一つの家族だという認識をもち、お家が繁栄するために力を合わせる事こそが重要であるということであります。その為には、全員が納得のする志(家訓)を掲げるとよいそうです。
私の周りにも、小さい頃は仲がよかったのに、大人になってもめだす兄弟をよく見ます。
私にも息子が三人いますが、今回のお話を聞かせていただき、事業継承は別としても、兄弟が争わない為には、家の志(家訓)をつくる必要があると感じました。