天王寺動物園103年目の挑戦!
2018年2月24日更新
天王寺動物園103年目の挑戦!
昨日、岸和田3ロータリークラブ合同例会に出席してまいりました。
今回は岸和田東ロータリークラブがホストとして行われましたが、ペンギン好きな会員さんのつながりで天王寺動物園長、牧 慎一郎氏をお招きし、御講話していただきました。
牧 慎一郎氏
牧園長は元々の科学技術庁に就職後、環境庁や文部省、原子力安全・保安院、内閣府などの各省庁を異動し業務に励んでいたそうです。つまり生粋の中央官僚だったそうです。
では、どうして天王寺動物園の園長になったか。それは若いときに妻が「ペンギンたちの不思議な生活」という本を読み、その勧めから牧園長も読んでみるとペンギンの魅力に引き込まれたそうです。その後、夫婦でペンギンを中心に全国の動物園や水族館を廻っているうちに、動物園によって色んな工夫と特徴があることに気づいたようであります。その事から動物園マニアとなり市民ZOOネットワークというNPO団体の代表理事までされました。
そこで転機が訪れます。
H25年12月末、大阪市が動物園改革担当部長職を公募することを知ります。
そこで牧園長はこの仕事はまさに自分がしたい仕事だ!このチャンスを逃すわけに行かないと決意しH26年1月に応募。見事に合格されたそうです。
ZOO21計画
牧園長が入園する前から天王寺動物園ではZoo21計画という中期計画があったそうです。
この計画は、動物たちが普段いる場所をイメージし、実際に生活している環境を整え、展示するという計画です。しかし、それでも入園者数が毎年減少し、収支が合わない状況が続いていたようであります。そこで、この状況を何とか改善する為、今回の公募が行われたようであります。
101計画策定
先ず牧園長が行ったことはZoo21計画の見直しと目の前の地道な改善を同時に行うことをしました。特に目の前の地道な改善は、職員の制服を刷新し笑顔溢れる動物園を目指したそうです。また、ナイトズーの実施や様々なアイデアを出し合い新しいイベントなども行ったそうです。その結果、26年度から今まで順調に来園者数を伸ばすことが出来ているようです。
101計画とは101年目を迎えた天王寺動物園が次の100年のために進む為の計画です。
まずはおもろい・あきない・みんなの動物園をめざすを合言葉にスタッフ全員で頑張っていますとお話されました。
今回お話を聞かせていただき、牧園長は本当に動物園が好きなんだなと言う事がひしひしと伝わってきました。好きこそものの上手なれ、貴重な御講話ありがとうございました。