「ひとりぼっち」をなくしたい!
2018年2月27日更新
「ひとりぼっち」をなくしたい!
昨日、社会福祉協議会で以前より親しくさせて頂いている方から、「ひとりぼっちの子供たちに居場所をつくる活動に支援してほしい」と頼まれ、少しばかり協力することになりました。
近年、核家族化が進むにつれ、保護者が一生懸命働いている間、子どもたちが安心して過ごせる居場所が少なかったり、「孤食」の状況にある家庭も増えています。
また、一人暮らしの高齢者も同様に増えています。
そんな時代だからこそ、地域まるごと大家族になって、誰もが集まれるリビングや食卓をつくりたい。そんな思いで平成27年にこのプロジェクトを立ち上がったそうです。しかしその活動のほとんどが地域の方のボランティアに頼るほかなく、そこで、今回クラウドファンディングで支援の輪を広げようと活動されておられます。
こども食堂
その中心的な活動がこども食堂です。
これは、孤立した子供や貧困で苦しむ子供達に、地域の大人が集まり食事をする場を提供するという活動です。今では全国的に広まっているらしく、私の周りでも数人の方がこの活動に参加されております。
そしてこの活動の話を深く聞くと心苦しくなることがあります。
それは見た目には全くわからない貧困の子供たちが存在です。
こども食堂に通う子供たちは、貧困層の子供が多いらしく、見た目では全くわからない状況だそうです。
親は学校で子供がいじめなどに合わないよう貧困であることを隠し、服装や付き合いは一般の子供たちと同じ環境をつくる反面、食事や住環境など、見た目ではわからない部分を節約するそうです。
その結果、あるこども食堂を主催されている方のお話では、学校があるときは給食だけ、休みの日はおにぎりやパンを1個だけで食べて、生活する子たちがいるようです。
その話を聞いた時、今の日本でそんなことがあるのかと耳を疑いました。
核家族化は時代の流れで仕方がないのかもしれません。
しかしこの活動のように、もう一度地域で子供や孤立したお年寄りを見守る社会を目指す必要があると改めて感じました。