ご利益(ごりやく)!
2018年3月7日更新
ご利益(ごりやく)
昨日は紀の国住宅株式会社様の販促決起大会をご紹介させて頂きましたが、その中でご講演頂いた、高木勧恒住職の「ご利益(ごりやく)」のお話しがすごく印象に残ったので、もう少し紹介させて頂きます。
無宗教ではない、多宗教である
日本人に「あなたの信仰している宗教はなにですか?」と質問すると、殆どの方が「無宗教です」と答えるそうです。しかし正確には多宗教と考えるほうが正しのではないでしょうか。
12月25日になるとキリスト教の行事であるクリスマスを祝い、年末になるとお寺で除夜の鐘を突き、年が明けると神社にお参りに行く。まさに一つに決めていないのが、日本文化の特徴ではないでしょうか。
では、何のためにお寺や神社にお参りに行くのか。
お寺では厄除け、無病息災をお祈りし、神社では商売繁盛や合格や目標達成の祈願など、何らかのご利益(ごりやく)を期待し、お参りする方が殆どではないでしょうか。
お賽銭
しかし、本当のご利益(ごりやく)とは、神仏にお参りすることで心を落ち着かせることであると、住職に教えて頂きました。
神社やお寺にお参りすると、御賽銭を入れます。
それは、願いを叶えてもらう為、見返りを求めて入れている方が殆どだと思います。言い方を変えれば、祈願成就の為に代金を支払っているという感覚です。
しかし、神仏にお願いするだけでは、願い事が成就するはずがありません。
今回のお話しで、お賽銭とは私利私欲を捨て自分を見つめ直すために行うものである。問題や災難は、神仏にお参りしたからと言って現実には何ら変わりはません。しかし、お参りすることによって考え方を変え、心が安らかになる。その為にお参りすることが重要であると教えて頂きました。
私も今まで、願い事ばかりしていたような気がします。
日常の不安やネガティブな心を落ち着かせる。いいお話を聞かせて頂きました。
これからは、考え方を変えてお参りしようと考えております。