25年ぶりのお便り!
2018年8月28日更新
25年ぶりのお便り!
少し前のお話しになりますが、本日は8月12日に結婚された岸和田市議会議員、前田のぶみ君のエピソードをご紹介させて頂きます。
彼は物心がつく前に両親が離婚し、父親と2人で暮らしておりました。
しかし中学2年生の時、その父がガンに侵され他界。
遺された彼は、まだ中学生という事で児童養護施設に引き取られ暮らすことになります。
そんな彼ですが、学校の成績が優秀だったことから児童養護施設の子供としては珍しく、大学まで進学することになります。その進学を勧め、支援したのがこの養護施設で当時副園長、現岸和田市長である永野耕平氏だったそうです。
そして永野耕平氏が大阪府議会議員に当選した時、少しでも恩返しがしたいということで秘書として働き、現在は岸和田市議会議員として活躍されております。
お母さん
そんな前田君ですが結婚式で一つの夢があったそうです。
それは、「もし生きているのならお母さんに結婚式を見てほしい。」という夢です。
そこで彼は結婚式の前にお母さんを探す事にしました。
すると意外なことに戸籍をたどることで簡単に住所が見つかったそうです。
しかし、母の思い出が全くない彼は、本当に連絡をしても良いものかすごく悩んだそうですが、最終的に周りの人からの後押しもあり、一通の手紙を出す事にしました。
そして結婚式当日。結局その日までお母さんからの返信は来なかったそうです。
しかし、結婚式場に到着してすぐ担当のスタッフから一つの小包を渡されます。
その箱に入っていたのは、
お母さんからのお祝いの手紙と前田さんが生まれた時に病院で撮った家族写真だったそうです。
最後の挨拶で彼の口からこの話を聞いた時、私は感動のあまり涙を流して喜んでいました。
実はこの手紙の相談を受け、後押しをした一人が私だったからです。
まさかこんなドラマのワンシーンような結婚式になるとは思いもよりませんでした。
その後、前田君はお母さんと会う約束をしているそうです。
末永くお幸せになることをお祈りしております。
おめでとうございます。