一文倍増30日!
2018年11月8日更新
一文倍増30日!
本日は「一文倍増30日」というお話をご紹介させて頂きます。
昔、豊臣秀吉が頓智(とんち)で有名な曾呂利新左衛門という人物に褒美を与えようと、「何が欲しい」と聞いたそうです。
すると新左衛門は「今日は一文だけ頂きたいです。そして明日も伺いますので今日の倍の二文、そして次の日はその倍と30日間繰り返し頂戴したい。」と言ったそうです。
秀吉は「新左衛門ともあろうものが、なんと無欲な」と笑ってその条件を引き受けます。
そして10日後、その金額は512文、15日目には16,384文、最終30日目には5億3,687万文余りの大金となり、累計金額10億7,300万以上の大金に。
はじめは笑っていた秀吉も、20日を過ぎたころから大変さに気づき、ついには新左衛門に謝って許してもらったという話です。
今回なぜこの話を紹介させて頂いたかと申しますと、この倍々の原理は我々人類にも当てはまる事だからです。
人間、誰でも必ず父と母が存在します。そして、その父と母にも父と母が存在するという事です。
つまり、30代祖先をさかのぼると日本の人口の10倍、10億人以上のご先祖様がいたからこそ、今の自分が存在できることになります。
しかも、途中一人でも欠けていれば自分は存在しないことになるのです。
この話を聴いた時、自分の存在そのものがまさに奇跡の連続から生まれているのだと知る事ができました。自分の命は自分一人の物ではない。改めてご先祖様に感謝しいたします。