道徳なき経済は犯罪である!
2018年11月20日更新
道徳なき経済は犯罪である!
昨日は日産自動車の代表取締役会長カルロス・ゴーン 氏が逮捕されビックリしました。
20年前、日産自動車の業績が低迷し、これから日産はどうなるのだろう思っていた時、救世主のように現れたのがゴーン氏でした。私は経営者としてその手腕にすごく刺激を頂いていたこともあり、昨日の逮捕はショックを受けております。
二宮尊徳(金次郎)
最近、大企業で大きな不祥事が度々発生しております。また、その不祥事によって倒産や会社の身売りまで追い込まれてしまう企業を見ると恐怖すら感じております。
私も経営を勉強するにあたり、上場企業のコーポレートガバナンスの厳しさを学ぶ機会がありますが、どんなに厳しい規定やルールを作っても、結局そのルールを使うのは人間であるという事です。
小学校などでよく見る銅像、二宮金次郎こと二宮尊徳氏は次のような言葉を残しております。
経済なき道徳は戯言(たわごと)であり、道徳なき経済は犯罪である
これは経済(利益)がなければどんなに素晴らしい考え方があってもただの戯言、何もする事ができない。しかしどんなに経済(利益)があっても、道徳がなければ犯罪になってしまうという意味です。
この言葉をはじめて知った時、犯罪までは言い過ぎではないかと思っていました。
しかし、今となっては気のゆるみが実際に犯罪となり、社会的にはそれ以上の責任を負う事になる。
それを目の当たりにし、経営者として責任の大さに気が引き締まる思いです。
経済と道徳を両立できる人間になるよう努めたいと考えます。