ピンチは大ピンチ!
2018年12月20日更新
ピンチは大ピンチ!
本日は日本一の義肢メーカーである川村義肢株式会社の川村社長にお話を聞かせて頂きました。川村社長とは倫理法人会で知り合い、私が尊敬する社長の一人です。
今回の題名「ピンチは大ピンチ」は、川村社長から頂いた言葉で「ピンチはピンチでしかない。しかし、そのピンチを乗り越えたあとにチャンスに変わる。」という意味だそうです。そんな川村社長ですが実は結構苦労をされております。
川村義肢株式会社とは文字通り義肢(義足・義手など)や装具(コルセット)などを作っている会社となります。川村社長はこの会社の三代目の社長になります。
先代の社長(父親)が急死され、急きょ社長に就任された川村社長ですが、突然銀行から「このままでは融資を続けることは出来ません」と理不尽な態度を取られたそうです。もちろん財務指標が悪かったことが原因ですが、今までは先代の信用で融資が続けて来られていた事実を知る事になります。そこで突き付けられた課題は、リストラ策です。まず新卒者の内定を取り消し社員全員の給料をカットするなど、就任当初からそんな問題に直面してきたそうです。(弊社でも昨年より新卒採用をしておりますが、特に高校生の新卒は一社に絞って入社試験を受ける為、内定取り消しがどれほど大きな問題なのか痛いほどわかります)
その後も何度か大きな苦難を乗り越えられ、今では日本一の義肢メーカーとして活躍されております。
今回、お話を聞かせて頂き改めて川村義肢株式会社という会社を拝見すると、そんなピンチがあったとは思えない社長の人柄が現われる素晴らしい会社であると感じました。特に人にやさしく、多くの社員さん一人ひとりが輝く事の出来る企業だと感じております。私もそんな川村社長に近づけるように頑張ります。