ダンバー数!
2019年2月20日更新
ダンバー数!
皆さんダンバー数という言葉をご存知でしょうか。私も先日、初めて教えて頂いた言葉ですが、ダンバー数とは1990年代、イギリスの人類学者であるロビン・ダンバー氏によって、人間が円滑に安定して維持できる人数は150人程度と提案されたことから出来た数字の事です。
彼は霊長類の脳の大きさと平均的な群れの大きさの間には相対関係を見出したそうです。そして人間のダンパー数は150人という事です。自給自足の村落、遊牧民、軍隊での中隊、効率よく仕事ができる人数など、150人が最適であるという考え方です。
また、ここでいう集まりとは、ある個人が各人の事を知っていて、さらに、各人がお互いにどのような関係にあるのかを知っている、というものを指します。
現在、日本では過疎地域が増えています。私の住む地域でも山間部に行くと過疎状態が目立って参りました。そんな時に、村を維持する為には150人という数字が重要になってくるのではないでしょうか。
また、ビジネスにおいても、一つの集まりを150人に絞ることで、より効率よく物事が進むと考えられます。普段の生活ではあまり使わない数字かも知れませんが、頭の片隅にでも置いておいてみてはどうでしょうか。