だんじり入魂式!
2019年5月13日更新
だんじり入魂式!
昨日、地元三田町のだんじりが修理を終え工務店から帰って来ました。
そこで、魂を入れる入魂式という儀式を行いました。
岸和田では、神社などと同じく、だんじりには神様が宿っていると考えられています。そこで、新調や修理などを行う場合は昇魂式として一度魂を抜き、完了すると今回のように入魂式を行い魂を入れます。
新しく新調した時などは工務店から曳行(だんじりを曳いて)して帰って来ることが多いのですが今回は修理という事もあり、トラックに載せられて運搬してきました。
トラックといっても、普通のトラックではありません。だんじり本体は4トンという重さがある為、重量物を運ぶ専用トラックにウィンチを使ってゆっくりと積み込んでいきます。そして、電線や信号機に引っかからない道路を選び、慎重に走行していきます。
ちなみにだんじりの費用はいくら位掛かるかご存知でしょうか。
一般的な岸和田型のだんじりで、新調(新しく創る)する場合、8000万~1億円の費用が掛かります。そこに太鼓や旗など備品が必要ですので更に費用が上乗せされます。その費用は町内の住民からの寄付で賄います。今回は修理でしたが、それでも500万近くの費用が掛かっています。
伝統を受け継ぐ。今の時代、大変な事も多いですが出来る限り継承できるよう頑張ります。