面会交流支援!
2021年6月25日更新
面会交流支援!
昨日、NPO法人ハッピーシェアリングの代表、築城由佳さんのお話を聞かせて頂きました。
この団体は面会交流を支援する団体となります。ちなみに面会交流とは離婚して別居する子供と面会することをいいます。
現在、日本の離婚率は35%に及びます。そして日本では単独親権といい、別れた親のどちらかが子供の親権を取るという仕組みになっています。しかしこの制度のために調停では面会交流を認められたにもかかわらず親権がない多くの親が自分の子供と会えない状況があるようです。その原因は離婚調停です。離婚調停ではどちらも代理人を介して親権を争うため、できるだけ自分が優位に立つために相手の悪いところをあえて探し相手に突きつけます。これを繰り返すことによって、調停当初より相手を憎むようになるケースが多いようです。そんなやっとのことで勝ち取った子供達を許せない相手に面会させるのは誰でもいい気はしません。また、面会交流中に何を子供に言われるのか、またこのまま連れ去られるのではないかという不安も残ります。しかし、そんな親の事情は子供達には関係ありません。
そこでこのNPO団体では直接連絡が取れない相手との間に立ち、面会交流のスケジュール調整や面会交流中の立会など、子供達が親の都合で会えないことをなくすための活動を行われています。また、現在では面会交流マッチングシステムなども開発し、先日は築城代表が国会に招集され発表されるくらいのご活躍をされています。
今回話をお聞かせいただき、改めて親権について考えさせられました。世界のほとんどの国は共同親権制度を採用しており、親が別れても子供は両方の親で育てるという仕組みになっているようです。いくら別れても子供達から見るとどちらも親です。なんとか日本でも共同親権を検討する必要があるのではないでしょうか。最後に今後とも築城代表のご活躍をお祈り申し上げます。