農業!
2024年4月11日更新
農業!
私の周りでは農業をビジネスとして取り組む経営者が増加しています。しかしその反面、お話を聞くと農業の厳しさを改めて教えていただくことが多いです。ある方は東京ドーム半分の畑を管理していますが、その収穫量は年間1000万円余り。人件費や肥料など差し引くと、ほとんど利益が残らない状態にあるとのことです。これは他の方も同じ状態にあるとのことから単にやり方が悪いのではなく、農業自体の環境に問題があると感じます。確かにスーパーなどで販売されている野菜の価格は、白菜が一つ二百円程度。これでは運賃で利益が吹っ飛んでしまっていると以前から感じていました。現在、ECなどを活用した直売やブランド化、二毛作など、様々な努力をされている農業ですが、それでも黒字化するには程遠いと言う状況があるようです。農業を取り巻く環境を改善し、持続可能なビジネスモデルの構築に向けた議論を深めることが、日本の将来にとって不可欠であるといえるのではないでしょうか。